四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(12月2日発表)
新光電気工業(6967)
半導体用パッケージが主力の新光電気工業(6967)。前2022年3月期は15期ぶりに最高益を更新。勢いは止まらず、今期も最高益の大幅な更新を目指す。今後の需要増進への準備も余念がない。新潟県妙高市の工場には280億円を投じて生産能力の増強を図る。稼働は2026年度の予定だ。
レーザーテック(6920)
主軸の先端半導体向けのマスク欠陥検査の出荷が引き続き快調だ。EV(電気自動車)関連でSiCウエハ検査装置も拡大が続いており、会社発表によれば、過去最高益の更新額は81億円余りになりそうだ。一方、東洋経済業績予想は会社計画値を保守的とみており、近時の円安も織り込んだ今期当期純利益を375億円と見通す。最高益の更新額は126億円以上になる計算だ。
タカトリ(6338)
パワー半導体向けのSiC材料切断加工装置の販売が拡大し、前2022年9月期は16期ぶりに最高益を更新。今期も同切断装置の需要は強く、受注残は潤沢だ。中途採用など人員確保で増産体制をとり、2期連続の最高益更新を目指す。